Category: 経営戦略・資本政策・業界再編

なぜその一手を選んだのか——資本配分・PEファンドの役割・業界再編・ポートフォリオ戦略など、経営判断の背景を読み解きます。

ENECHANGE、赤字のオフライン事業をポートへ2億円で売却

ENECHANGEは家庭向け電気・ガス切替のオフライン事業を新設子会社に移し、ポートに2億円で売却する。売上約20億円・事業損失約2億円の部分だけを切り出し、過去の契約から生じる利益約3億円のストック収益は手元に残す。売り手と買い手の双方の開示から、この切り分けの意味を整理する。

ENEOS、GSからNIPPO持株会社65%を取得し完全子会社化

ENEOSホールディングスはNIPPOを保有するロードマップ・ホールディングスの株式65%をゴールドマン・サックスから取得し、NIPPOを完全子会社化する。議決権50.1%・出資35%という2021年の共同保有の構造、親会社帰属利益が年172億円増える計算、再上場方針を撤回した理由を整理する。

三菱電機、車載事業の50%を鴻海に譲渡——減損1,000億円

三菱電機が自動車機器事業を担う三菱電機モビリティの株式50%を、鴻海精密工業グループに1,150億円で譲渡する。企業価値3,200億円は事業売上の約0.37倍にとどまり、減損約1,000億円を伴う。開示数値から評価倍率、簿価との差、連結への影響を計算し、50%を残す設計の意味を読む。